鎖骨の重要性!

こんにちは。Emiです。

今回は、
腕や肩が動かしにくいとき、見落とされがちな<鎖骨>についてお話ししていきます。

肩や腕に不調を感じると、その部位そのものに注目しがちですが
実は<鎖骨>の動きが、肩や腕のスムーズな動きに大きく関わっています。

1. 鎖骨について

鎖骨は、胸の上部にある細長い骨で
・胸骨
・肩甲骨 
と繋がっています。

つまり、肩甲骨は、体幹とは直接の繋がりはなく
鎖骨を介してのみ連結されています。

上肢の動きと連動し、腕を上げたり広げたりするたびに、鎖骨も一緒に動いています。

この鎖骨のしなやかな動きがあることで、腕や肩は自由に動くことができます。

反対に、鎖骨の動きが硬くなると、肩や腕の可動域が制限されやすくなります。

2. 鎖骨の発生と成長の特徴

鎖骨は
胎生5~6週という非常に早い時期から骨化※1 が始まり
成人になるまで骨化が完了しない
という特徴を持っています。

これは、上肢の位置を早期に安定させながらも
成長とともに変化する肩幅や胸郭に柔軟に対応するためだと考えられています。

構造的にもしなやかさが求められるため
他の骨に比べて、骨化の完了が遅く設定されているのです。

※1 骨化とは
骨が形成される生理的な過程のこと。

3. 鎖骨下筋の役割と影響

鎖骨のすぐ下には、〈鎖骨下筋〉という筋肉があります。
この筋肉は、鎖骨の動きや安定に関わっており
硬くなると、以下のような影響が出やすくなります。

・鎖骨の動きが制限される
・肩の可動性が低下する
・首や肩にコリや緊張が生じやすくなる

さらに、鎖骨の動きに関わるのは筋肉だけではありません。

鎖骨と胸骨をつなぐ【胸鎖靭帯】
鎖骨と肩甲骨をつなぐ【肩鎖靭帯】など、
周囲の靭帯も重要な役割を果たしています。

これらの靭帯が硬くなることで
鎖骨の動きはさらに制限され、肩や腕の動きにも影響が出やすくなります。

しなやかな動きを引き出すためには、靭帯の柔軟性も大切になります。

4.アプローチ

■ やり方
テニスボールを使い、鎖骨のすぐ下にある鎖骨下筋をやさしく撫でるように動かします。


■ 効果
・鎖骨下筋およびその周囲の筋肉・靭帯が緩む
・肩や腕の動きがスムーズになる
・首や肩の緊張が軽減する

https://www.instagram.com/reel/DKRgBjwzm1V/?igsh=MXI1azJpaDRsM2p6

5. まとめ

肩や腕の動かしにくさの原因が、鎖骨にあることは少なくありません。


鎖骨の動きを整えることで
上肢全体の連動性が高まり、動きの改善、肩や首の緊張の緩和に繋がっていきます。



良かったら参考にしてみてください(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

Emi


STUDY

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