足のアーチについて!
こんにちは。Emiです。
今回は、
〈足のアーチ〉について、お話ししていきます。
1. 足のアーチの主な役割
① 体重を支えて分散する
② 歩く・走るときに力を伝える
③ 着地の衝撃を和らげる
▷ 足のアーチがしっかり機能していると、身体全体のバランスがとりやすく、疲れにくくなります。
2. 3つのアーチの種類と特徴
足の裏には、3つのアーチがあります。
① 内側縦アーチ
・土踏まずにあたる部分
・クッションのように衝撃を吸収し、蹴り出しにも関わる
・低下すると、扁平足や外反母趾などにつながる

② 外側縦アーチ
・足の外側のカーブ
・身体を安定させる役割
・低下すると、捻挫しやすくなる

③ 横アーチ
・足全体の柔軟性を保つために重要なアーチ
・内側・外側の縦アーチを連結し、全体のバランスをとる〈架け橋〉のような役割
・低下すると、足の裏の前側に、痛みやタコができやすくなる
※横アーチは、さらに前足部と後足部に分けられます。

3. アーチが働くメカニズム
◆ ウィンドラス機構
歩くときに、足の親指が反ると、足の裏の腱が引き上げられて、アーチが強くなります。
→ 力強く蹴り出すための大事な仕組みです。
◆ トラス機構
着地した時の衝撃を、足の靱帯や腱がクッションのように吸収します。
→ 靴のクッションだけでは代わりにならない、足本来の衝撃を吸収する仕組みです。

4. アーチを支える組織
◆ 骨・靱帯などの構造(静的なサポート)
→ 足底腱膜や靱帯が、足の形を支える基本
◆ 筋肉によるサポート(動的なサポート)
→ 後脛骨筋や足の内在筋(足の中にある小さな筋肉)が、動きの中でアーチを支えます
▷ 骨や靱帯だけでなく、筋肉がしっかり働くことで、アーチを保つことができます。
5.まとめ
足のアーチは、身体の土台を作る大切な構造です。
足部アーチは、
・衝撃に耐える 〈強さ〉
・柔軟に動く 〈しなやかさ〉
という、相反する機能を同時に担っています。
この複雑な役割を果たすために、
骨・靱帯・筋肉などの組織が連携し、足部全体が協調して働いています。
足は身体の土台であり、アーチの機能を整えることは、姿勢、歩行など、
全身のあらゆる動きの質を高めるための第一歩となります。
良かったら参考にしてみてください(◕ᴗ◕✿)
Emi