姿勢を支える感覚!

こんにちは。Emiです。

今回は、
〈姿勢を支える感覚〉について、お話ししていきます。

1. 姿勢を支える3つの感覚

私たちが姿勢を保つとき、以下の3つの感覚を組み合わせて使っています。

①【視覚】

目から得られる情報(約20%)


②【前庭覚】

内耳からのバランス情報(約10%)


③【体性感覚】

筋肉や関節からの身体の感覚(約70%)


この3つの感覚は、常に連携して働いており、環境や状況によって優先される感覚が変わります。

2. ①視覚

視覚は、単に見るだけでなく、視線を動かすことで、脳や姿勢に大きな影響を与えます。


●主な眼球運動の種類

・衝動性眼球運動:素早く目を動かす

・滑動性追従運動:目標をゆっくり動かす

・前庭動眼反射:頭が動いても視線を安定させる

・視運動性眼振:眼球の早い動きと遅い動きの繰り返し

・輻輳/開散運動:近くや遠くを見るときの調整


●視覚トレーニングの効果

・姿勢の安定

・自律神経の調整

・集中力アップや不安の軽減

※視覚への依存が強くなりすぎると、逆にバランス能力が下がることもあります。

3. ②前庭覚

前庭覚は、耳の奥(内耳)にある

・三半規管

・耳石器

から得られます。


●三半規管:回転や動く方向を感知

●耳石器:頭の位置や加速・減速を感知


この前庭覚があることで、傾いている、動いているなどを瞬時に認識できます。

しかし現代は、頭を動かす機会が少なくなり、前庭覚が使われにくい傾向にあります。

結果として、筋肉の緊張が抜けず、体が硬くなりやすくなります。

4. ③体性感覚

体性感覚とは、皮膚や筋肉、関節から得られる感覚です。


●表在感覚:皮膚の触覚、温度、痛みなど

●深部感覚:筋肉・関節・腱からの感覚(動きや位置の感知)


筋肉の中にある〈筋紡錘〉や〈ゴルジ腱器官〉がこの感覚をキャッチします。

深部感覚は、身体の動きや力の入れ具合を、自然にコントロールするために欠かせません。

5.まとめ

姿勢を保つには、視覚・前庭覚・体性感覚の3つがバランスよく働くことが大切です。

環境や体の状態によって、どの感覚を優先するかは変わりますが、感覚が偏りすぎるとバランスを崩しやすくなります。



良かったら参考にしてみてください(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

Emi