軸について
こんにちは。Emiです。
今回は、
身体の動きの土台となる〈軸〉について、お話ししていきます。
軸という言葉は、スポーツや日常動作の中でよく使われていますが、感覚的に語られることも多く、曖昧になりやすい言葉でもあります。
1. 軸とは
軸とは、身体が動いたり回転したりするときの、中心となるラインです。
私たちの身体運動の多くは、 直線的な動きだけでなく、小さな回旋運動を含んでいます。
その回旋の支点となるものが、軸です。
軸が安定していると、
力は無駄なく全身に伝わり、 動作は自然で滑らかになります。
一方で、軸が乱れると、
余計な力が入りやすくなり、 痛みやパフォーマンス低下につながりやすくなります。
2. 基本となる3つの軸
①両脚立位の軸
両脚で立ったときに形成される、最も基本となる軸です。

頭部から重心を通り、 両脚の間を抜けて地面へと向かうラインが、 この軸にあたります。
スポーツの場面では、 直立姿勢よりも、股関節・膝関節・足関節を軽く曲げたスクワット姿勢(パワーポジション)で、 この軸を保てているかが重要になります。
この軸が安定すると、 ジャンプや着地の際に、地面からの力を安全に受け止めやすくなります。
②片脚立位の軸
片脚で立ったときに生じる軸です。

頭部から支持側の脚、 特に踵付近までが、できるだけ一直線に近い状態で保たれることが理想です。
走る・投げる・蹴る・跳ぶなどの多くのスポーツ動作は、片脚支持の状態で行われます。
この軸が不安定になると、わずかな外力でもバランスを崩しやすくなります。
③対角軸
3つの中で、最もスポーツ動作に近い軸です。

下肢で生み出した力を、体幹を通して上肢へ伝えるために必要な、斜め方向の、安定ラインとして捉えます。
重心移動に伴って常に形を変える、可変的な軸であることが特徴です。
例えば、キック動作では、肩甲骨から反対側の骨盤へ向かう対角線上のラインが、体幹の安定と回旋運動を支えています。
3. 軸に関わる2つの基本動作
①重心移動
スポーツ動作では、軸を保ったまま、重心をスムーズに移動させる能力が求められます。
歩行では、
右脚支持 → 重心移動 → 左脚支持
という流れの中で、片脚立位の軸が連続的に切り替わっています。
重心移動がうまく行えないと、スピードや力強さは十分に発揮されません。
②軸上回旋
軸を中心に、身体を回旋させる動きです。
多くのスポーツ動作では
・力を蓄える回旋
・力を解放する回旋
が連続して起こります。

ただし、基礎づくりの段階では、回旋を強く意識しすぎるとかえって軸が乱れやすくなります。
まずは、
・軸の安定
・重心移動
を優先することが大切です。
4. 軸エクササイズの準備
軸のトレーニングを行う前に、
・関節可動域の制限
・筋のつながりの低下
を整えておくことが重要です。
可動域が制限された状態では、軸を安定させること自体が難しくなります。
5. エクササイズの基本的な流れ
可動域の改善
↓
軸エクササイズ
この流れを意識することで、より効率の良いトレーニングにつながります。
6. まとめ
軸は、すべてのスポーツ動作の土台となる要素です。
基本となるのは、
・両脚立位の軸
・片脚立位の軸
・対角軸
そして、それらを機能させる
・重心移動
・軸上回旋
まずは、軸を感じることから始め、安定した姿勢と重心移動を身につけることで、動作は自然と洗練されていきます。
基礎づくりの段階では、難しい回旋よりも、シンプルな軸の安定を大切にしていきましょう。
良かったら参考にしてみてください(◕ᴗ◕✿)
Emi
