ぶんまわし歩行について

こんにちは。Emiです。

今回は、
〈ぶんまわし歩行〉について、お話ししていきます。

1. ぶんまわし歩行

ぶん回し歩行とは、歩くときに脚を前にまっすぐ振り出せず、外側に回しながら前に出す歩き方のことです。

見た目としては、片脚が大きく外に弧を描くようにまわって前に出るのが特徴です。

2. 原因

ぶん回し歩行は、片脚をスムーズに持ち上げられないときに起こります。
 

例えば、

・脚を上げる筋肉の力が弱い

・膝や股関節が曲がりにくい 

・足首が上に動かない(背屈制限) 

 ・片麻痺(脳卒中後など)で脚を引きずる 

・脚の長さに左右差がある 

こうした理由で、脚をまっすぐ前に出す動作が難しくなると、代わりに外に回すようにして前へ脚を運びます。

 

3. 歩き方の特徴

・片方の脚が外に円を描くように前へ出る 

・身体が片側に傾く

・足先が外を向きやすい 

・歩幅が左右で異なる

・リズムが不規則になる 

4. リスク

一見歩けているように見えても、ぶん回し歩行は〈代償動作〉であり、本来の動きではありません。

この歩き方が続くと、 

・腰や膝、足首に負担がかかる

・バランスを崩しやすい

・疲れやすくなる

などの不調を招きやすくなります。

5. アプローチ

ぶん回し歩行を改善するには、脚をまっすぐ前に出す力と可動性を取り戻すことが大切です。

主に以下のアプローチがあります。 

・股関節や膝、足首の可動域を広げるストレッチ

・腸腰筋、大腿四頭筋、ハムストリングなどの下肢の筋力強化 

・骨盤の安定性を高める体幹トレーニング 

・足の感覚を取り戻すトレーニング

・歩行の分析と修正

6. まとめ

ぶん回し歩行は、脚が上がらない・曲がらない・動きが固いなどの理由で起こる代償的な歩き方です。 

一時的であれば問題ないこともありますが、慢性化すると身体のバランスを崩す原因になります。

根本的には、脚と体幹の連動を取り戻し、自然に前へ脚を出せるように整えることが大切です。



良かったら参考にしてみてください(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

Emi


STUDY

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