腸腰筋について!

こんにちは。Emiです。

今回は、
歩く・走る・階段をのぼるといった日常動作に欠かせない
<腸腰筋>についてお話ししていきます。

1. 腸腰筋とは?

腸腰筋は
背骨に近いお腹の奥に位置するインナーマッスルで、以下の3つの筋肉から構成されています。

・大腰筋
・腸骨筋
・小腰筋(※個人差があり、存在しない人もいます)

◆主な働きは
・足を持ち上げる
・体幹を前に倒す など

腸腰筋は
骨盤や背骨の安定にも関わり、姿勢を保つ上でも重要な役割を担っています。

2. 腸腰筋は股関節のインナーマッスル

腸腰筋は
骨盤の内側から大腿骨の内側へと繋がり
股関節の深部で働くインナーマッスルの一つです。

また、腸腰筋は、筋膜ラインでは《ディープ・フロント・ライン》(深層筋膜経線)の一部でもあり
・横隔膜(呼吸に関与)
・骨盤底筋群(内臓支持・姿勢保持に関与)
とも筋膜を通じて連動しています。

そのため、腸腰筋を整えることで
・呼吸が深くなる
・骨盤底筋との連動によって体幹が安定する
といった相乗効果も期待できます。

3. 骨盤の傾きと腸腰筋の働き

骨盤の傾きは、腸腰筋の働きに大きく影響します。


■骨盤が前傾している場合
腸腰筋は、自然に使われやすくなります。

■骨盤が後傾している場合
腸腰筋は、硬くなりやすく、働きにくくなります。

たとえば、
長時間背中を丸めて座っていると、骨盤が後傾し、腸腰筋は硬くなりやすくなります。

4.農耕民族と狩猟民族の姿勢の違い

以下のようなデーターもあります。

■農耕民族
しゃがむ・かがむ作業が多く、骨盤が後傾しやすい

そのため
腸腰筋は使われにくい

■狩猟民族
背筋を伸ばして前方を見る動きが多く、骨盤が前傾しやすい

そのため
腸腰筋が活発に使われやすい

現代の私たちは
長時間の座位やパソコン作業などによって、農耕型の姿勢になりやすく
腸腰筋も働きにくくなりがちですので
小刻みに姿勢を変えるなどの工夫が必要です。

5. まとめ

腸腰筋は、姿勢・歩行・呼吸・内臓機能など、多くの要素に関わる重要なインナーマッスルです。

現代人の生活様式では機能低下しやすいため、運動や姿勢の調整が必要となります。

腸腰筋のコンディションを整えるは、身体全体の機能の向上へと繋がっていきます。



良かったら参考にしてみてください(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

Emi