座骨について

こんにちは。Emiです。

今回は、
〈座骨〉について、お話ししていきます。

過去のブログ<骨盤について>も合わせてご覧ください。

1. 坐骨

坐骨は、骨盤を構成する寛骨の一部で、骨盤の後下方に位置しています。

座ったときにお尻の下で体重を支える骨であり、左右の坐骨は仙骨や恥骨とともに骨盤の安定を担います。

2. 坐骨と骨盤の安定性

坐骨は骨盤の下部を形成し、地面や椅子に座った際に体重を受け止めます。

また、仙骨や恥骨とのつながりを通じて骨盤輪を完成させ、歩行・立位・座位などあらゆる姿勢での安定性に関与します。

3. 坐骨と筋肉のつながり

坐骨には多くの重要な筋肉が付着しています。

代表的なものは〈ハムストリングス〉で、股関節の伸展や膝の屈曲に関わります。

また、内転筋群や骨盤底筋群も坐骨に関与し、下肢の動きや体幹・骨盤の安定、排泄や姿勢保持に大きな影響を与えます。

4. 坐骨と日常動作

坐骨は【座る】という動作で最も直接的に使われます。

長時間の座位では坐骨が体重を支えるため、坐骨周囲の組織に負担がかかりやすく、坐骨神経痛などの不調の原因となることがあります。

一方で、適切に坐骨で座れることは、背骨や骨盤を安定させ、姿勢を整えるうえで大切です。

5. 坐骨と体の不調

坐骨やその周囲に問題があると、以下のような症状が出やすくなります。

・坐骨神経痛

・お尻の奥の痛み(梨状筋などの緊張)

・長時間座位での違和感やしびれ

・骨盤の安定性低下

・姿勢の崩れ など

特に、ハムストリングスや骨盤底筋の弱化・過緊張は、坐骨の機能に直結して不調を招きやすくなります。

6. まとめ

坐骨は〈座る骨〉として体重を支えると同時に、多くの筋肉の付着部として骨盤や下肢の安定に欠かせない存在です。

坐骨を正しく意識し、柔軟性と筋力のバランスを整えることは、姿勢改善や腰痛予防、日常生活の快適さに直結します。



良かったら参考にしてみてください(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

Emi


STUDY

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