広背筋について
こんにちは。Emiです。
今回は、
〈広背筋〉について、お話ししていきます。
・反り腰で腰が痛い
・腕を上げると腰が痛い
・腕が上がりにくい
・猫背ぎみ
・骨盤の動きが悪い
こうした不調が続くとき、〈広背筋〉の硬さが関わっている可能性があります。
1. 広背筋の硬さチェック
・腕を上げたとき、肋骨が前に大きく開く
・腕を上げると肘が曲がってしまう
・前屈したとき、片方の手が上に位置する
・普段から肩が内側に入りやすい(手のひらが内向き)
これらが複数当てはまる場合、広背筋が硬くなっている可能性があります。
2. 広背筋の役割
広背筋は、背中の下〜脇の下まで大きく広がっている筋肉です。
主に、腕を引く・腕を内側にひねる動きに関わりますが、姿勢や腰の安定にも深く関係しています。
3. 広背筋の2つの繊維
〈上部繊維〉
胸の後ろから脇の下を通り、腕の骨へつく部分。
・肩を動かすときに強く働く
・硬くなると、肩が上がらない・巻き肩になりやすい
〈下部繊維〉
腰・骨盤まわりから背中を上に向かって走り、上部繊維と合流する部分。
・骨盤や体幹を支える
・硬くなると反り腰やリブフレアの原因になりやすい
・胸郭が動きにくくなり、呼吸が浅くなることもある

4. 広背筋の腰への影響
広背筋は、胸腰筋膜という大きな膜とつながっており、この膜は骨盤や脊柱を支える重要な場所です。
また、大殿筋や外腹斜筋などの体幹の筋肉とも連動しています。
そのため、広背筋が硬くなると
・脊柱の動きが悪くなる
・骨盤の前傾や後傾が崩れる
・腰に余計な負担がかかり、腰痛が出やすくなる
といった全身の連鎖トラブルが起こります。
5. 広背筋の肩の動きへの影響
広背筋は、肩を内側にひねる・内へ引きつける作用があります。
そのため、硬くなると
・腕が上がりづらい
・巻き肩
・胸の前が詰まり呼吸が浅くなる
などの影響が出ます。
前鋸筋や大胸筋との連動も強く、ここが硬い人は肩まわりの可動域がとても狭くなりやすいのが特徴です。
6. まとめ
広背筋は〈肩〉と〈腰〉の両方に大きな影響を与える筋肉です。
上部が硬いと肩の動きが悪くなり、下部が硬いと反り腰・腰痛・呼吸の浅さにつながります。
広背筋が整うと
・姿勢が安定する
・肩が軽くなる
・反り腰や腰痛が改善しやすくなる
・呼吸が深まり、体幹の働きが高まる
といった全身的な変化が期待できます。
良かったら参考にしてみてください(◕ᴗ◕✿)
Emi
