ボトックス注射について

こんにちは。Emiです。

今回は、
〈ボトックス注射〉について、お客様より質問があったので、ブログでもお話ししていきたいと思います。

1. ボトックス注射の目的

ボトックス注射の目的は、筋肉をゆるめることです。

もう少し正確にいうと、筋肉を動かしている神経の働きを一時的に弱めて、筋肉の緊張を抑えています。

2. ボトックスは何からできている?

ボトックスは、A型ボツリヌス毒素というたんぱく質から作られた薬です。

毒素と聞くと怖く感じますが、医療用に無毒化されており、医師が正しく使う限り危険性は低いとされています。

3. 筋肉の動き

筋肉は、自分で勝手に動いているわけではありません。

必ず、神経からの指令によって動いています。

神経と筋肉のつなぎ目を、神経筋接合部と呼び、

ここで、アセチルコリンという物質が出ます。

アセチルコリンが出る

 ↓

筋肉に伝わる

 ↓

筋肉が縮む(力が入る)

これが、筋肉が動く基本の仕組みです。

  

4. ボトックスが効く仕組み

ボトックスは、このアセチルコリンが出るのを止める働きをします。 

水道の〈元栓〉を閉めるようなイメージです。

神経からの指令そのものが届かなくなるため、筋肉は強くゆるみます。

ただし、使われない状態が続くと、筋肉はだんだん弱くなっていきます。

5. ボトックスの主な注意点

注意点は、大きく以下の2つがあります。

① ゆるみすぎる場合

必要な筋肉まで働かなくなり、力が出にくくなることがあります。

② 作用が広がる場合

まれに、狙った場所以外に影響が出ることがあります。

ごくまれですが、自律神経に影響するケースも報告されています。

6. アセチルコリンと自律神経

アセチルコリンは、場所によって役割が変わります。

●運動神経では

→ 筋肉を動かす

●自律神経では

→ 体をリラックスさせる(副交感神経)

そのため、体全体でアセチルコリンが出にくくなると、

・ドキドキしやすい

・胃腸の動きが落ちる

・口が乾く

・目が疲れやすい

などの変化が出ることがあります。

7. ボトックス後に注意したいこと

注射後1〜2週間は、体への刺激に注意が必要です。

この時期に

・強いマッサージ

・激しい運動

・サウナ

・大量の飲酒

などを行うと、作用が広がったり、効果が不安定になる可能性があります。

8. 手技でも筋肉はゆるむ

手技でも、筋肉はゆるみます。

これは、体に元々備わっている反射を使っているからです。

筋肉や膜にやさしく触れると

・ゴルジ受容器

・筋紡錘 

といったセンサーが反応し、神経の興奮が落ち着き、筋肉への指令が弱まり、自然にゆるみます。

9. 手技とリラックスの関係性

さらに、皮膚や膜にある

・ルフィニ終末

・パチニ小体

などが刺激されると、

副交感神経が働き、体がリラックスし、全身の筋肉や膜がゆるみやすくなります。

これは、体にとって自然な反応です。

10. ボトックスと手技の違い

●ボトックスは、

神経の指令を強制的に止める方法

●手技は、

神経や自律神経を生理的に整える方法

どちらも、ゆるめる目的は同じですが、使っている仕組みはまったく異なります。

11. まとめ

●ボトックスは、

アセチルコリンの放出を止めて、筋肉を強くゆるめます。

●手技は、

体が本来もっている反射や自律神経の働きを使い、やさしく全身を整えます。

筋肉だけでなく、神経や自律神経まで含めて考えることで、より安心で負担の少ない選択ができるようになります。



良かったら参考にしてみてください(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

Emi