ハイアーチについて

こんにちは。Emiです。

今回は、
〈ハイアーチ〉について、お話ししていきます。

1. ハイアーチとは

ハイアーチとは、足のアーチ(特に内側縦アーチ)が通常よりも高くなっている状態を指します。

一見すると、しっかりしたアーチがあって良さそう。と思われることもありますが、実際には様々な問題を引き起こしやすい足部の特徴です。

2. 影響

① 衝撃を吸収しにくくなる

ハイアーチの足は、アーチが高すぎるため、足裏全体で地面に接地しづらくなります。

本来アーチが果たすべき「クッション」の役割が弱くなり、【足裏が硬い】【衝撃を吸収できない】といった問題が出てきます。


 

② 足の裏やかかとに痛みが出やすい

衝撃をうまく吸収できないため、歩いたり走ったりするたびに足底に負担がかかりやすくなります。

その結果、【足底筋膜炎】【かかとの痛み】【小指側の痛み】などを感じることが多くなります。


③ 足の外側に体重がかかりやすい

ハイアーチでは、足の外側に荷重が偏りやすくなります。

そのため、【足首をひねりやすい(捻挫)】【小指側の靴底がすり減る】といったことが起こりやすくなります。


④ 筋肉や腱の緊張が強くなりやすい

アーチが高いと、足部から下腿にかけての筋肉や腱が常に引き伸ばされたような状態になります。

この緊張が続くと、【ふくらはぎの張り】【腓骨筋の過緊張】【アキレス腱炎】などの症状につながります。


⑤ バランスがとりづらくなる

足裏がしっかり接地できないため、立っているときや歩行時の【バランス感覚】にも影響が出てきます。

とくに片足立ちや不安定な地面では、身体を支える力が弱くなり、姿勢保持が難しくなることがあります。


⑥ 足指の変形につながることも

ハイアーチでは、前足部(足指のつけ根あたり)への圧が強くなるため、【ハンマートゥ】【タコやウオノメ】【外反母趾】などの変形も起こりやすくなります。

靴の中で足が安定せず、【靴擦れ】が多いのも特徴です。

3. まとめ

ハイアーチは、見た目にはアーチが強くて安定感がありそうですが、実際には衝撃吸収力の低下や、筋緊張・外側への荷重など多くの不具合を引き起こします。

予防には、クッション性のあるインソールや、足部の柔軟性と安定性のバランスをとるエクササイズが有効です。



良かったら参考にしてみてください(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)

Emi


STUDY

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